海辺で行われた賢将と百合子の結婚式。朝子と鉄平は残って後片付けをしています。

「端島はもっといい島になる」という鉄平。「鉄平は端島に生かされとる?私の人生にもそういうものがあるとよか」と、いう朝子。本当はこれを植えたかった…とコスモスの種を鉄平に見せる。島民の希望で、屋上には「食べられる物」を植えることになってしまったが、来年は田んぼを作りたいと話す。

「〈食堂の朝子〉も続けながら、緑化部も…」という朝子に、ストライキの原因は何だったかを聞く鉄平。

「親が結婚しろってうるさくて。結婚なんてしとうなか」「しとうなかと?」

ついに「朝子が好きだ」と告白する鉄平、それを聞いて涙する朝子…。

「急に結婚とかは、朝子の気持ちもあるし、俺は気が長い。朝子と一緒に、いつまでもいつでも端島にいるし、だからゆっくり長い目で見てほしい」という鉄平に「わかった」と答える朝子。「お婿さんになる人とコスモス植えたいけん、持っていて」と、種を渡すのでした。