しかし、離婚届に判を押す段階で、祥吾は「親権は渡さない」と言い出す。愛生には家族がいるが、自分には血のつながった家族は愁人しかない、という理由で。息子の親権を渡さないなら離婚には応じないと言い放つ祥吾。
拒絶した愛生は、再び祥吾の暴力を受け、縛られて部屋に閉じ込められてしまう。
愛生の携帯の着信で異変を感じた袖留木とともに、洸人は救出に向かう。偽装死のときに作った合い鍵で中に入ろうとするが、会社の仕事でいないはずの祥吾が出てきて、強い口調で追い返され、鍵も奪われてしまう…。
SNSでは「今まで負ける気がしねえ最強柳楽優弥ばかり観てきたから、おとなしく引き下がって泣いてしまう姿に驚く」というコメントも。向井理の狂気、坂東龍太の演技に「度を越している」という賞賛や、「ここで洸人をヒーローのように描かないでいてくれてありがとう。と思う。誰もが強いわけじゃないし…」「ありのままの弱さを描いてくれるこのチームがとてつもなく大好きだ」という感想も見られた。
帰宅した洸人は、美路人に、ライオンたちを救えなかったことを謝って、自分の無力を悔しがり、嗚咽する。泣き止まない兄の背中にぎこちなく手をやり、「吸って、吐いて」と慰めるみっくん。いつも自分がパニックになったとき、洸人がしてくれることを返しているのだった。
その姿に「いつもお兄ちゃんがしてくれたみたいに逆にお兄ちゃんを支えるみっくん見てたら涙が止まらなかった」というSNSの声も。
坂東自身も、「お兄ちゃんがみっくんにして来たことがみっくんの中にもちゃんとあって。最後のシーンは本当に…涙」とコメントしている。
ライオンがいなくなってから絵が描けなくなっていた美路人は、最後のシーンで真っ白い堤防に向かって「描きます」と宣言、指で何かを描き始める…大きな風車が回る海岸で、前を向いたみっくんの姿が感動的だった。
「なんか、もう、本当にみんな幸せになってくれ!!!!」という視聴者の声に共感するばかりの9話だった。
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家族愛や兄弟愛の変化を描く完全オリジナル脚本のヒューマンサスペンス!
脚本は、火曜ドラマ『私の家政夫ナギサさん』や『おっさんずラブ』シリーズを手掛けた徳尾浩司と、今作が連続ドラマデビュー作となる新人・一戸慶乃が共同で担当している。
[タイトル] 『ライオンの隠れ家』
[放送日時]毎週金曜よる10:00~10:54
[スタッフ] 製作:TBSスパークル TBS
脚本 徳尾浩司 一戸慶乃
音楽 青木沙也果
主題歌 Vaundy「風神」(SDR/Sony Music Labels Inc.)
編成プロデュース 松本友香
プロデュース 佐藤敦司
演出 坪井敏雄 青山貴洋 泉 正英
編成 吉藤芽衣 中野翔貴
【出演者】
小森 洸人 柳楽優弥
小森 美路人 坂東龍汰
牧村 美央 齋藤飛鳥
橘愁人・ライオン 佐藤大空
高田 快児 柿澤勇人
須賀野 かすみ 入山法子
貞本 洋太 岡崎体育
天音 悠真 尾崎匠海(INI)
船木 真魚 平井まさあき(男性ブランコ)
工藤 楓 桜井ユキ
柚留木・X 岡山天音
吉見 寅吉 でんでん
橘 祥吾 向井 理
橘 愛生 尾野真千子
[公式サイト]https://www.tbs.co.jp/lionnokakurega_tbs/index.html#stream
[公式X]https://x.com/kakurega_tbs