香りを楽しめるアイテムにはどんなものがある?
(香水)
香料・アルコール・水を原料としていて、肌に直接吹きつけて使用します。
ひと口に香水といっても、香りが強い順に「パルファン(パルファム)」「オードパルファン(オードパルファム)」「オードトワレ」「オーデコロン」の4種類に分けられます。
製品にもよりますが、パルファンやオードパルファンは香りが強く、5時間以上は持続します。こまめに香水をつけ直す必要がないので、長時間外出する日におすすめです。
より気軽に香りを楽しみたいという人はオードトワレを選びましょう。こちらは持続時間が3時間程度で、それほど香りも強くないため、普段使いしやすい香水です。
最も香りの軽いオーデコロンは、持続時間も1時間程度とかなり短め。強い香りが苦手な人や、初めて香水を使う人に適しています。
また、肌質や好みにより一般の香水が合わない人には、アルコールフリーの香水もおすすめです。アルコール入りの香水より刺激が少ないため、肌トラブルが起こりにくく、香り立ちも優しいという特徴があります。
(練り香水)
香料にロウやワックスなどを混ぜて固めたものです。バームタイプが一般的で、手首や耳の後ろなどに塗って使います。
通常の香水と比べると香りが弱く、持続時間も1時間程度と短めです。そのため、香りに敏感な人や周囲の目を気にせず香りを楽しみたい人におすすめのアイテムといえます。
(ボディミスト)
化粧水に香りをつけたもので、体に吹きかけて使用します。
香水と似ていますが、大きな違いは原料です。ボディミストは主に香料・化粧水から作られていて、原料にアルコールを含みません。また、香水よりも香りが弱く、持続時間も短めです。
ただ、ボディミストの魅力は化粧水による保湿効果にあります。お風呂上がりや就寝前に使用すれば、やわらかく心地よい香りに包まれながら、肌の乾燥対策ができますよ。
(精油・アロマオイル)
植物から抽出して作られるのが「精油(エッセンシャルオイル)」、これに合成香料などを混ぜたものが「アロマオイル」です。
アロマディフューザーやアロマランプに垂らし、香りを広範囲に拡散させるのが基本的な使い方ですが、他にも、ティッシュやハンカチに垂らしてほのかに香らせるという楽しみ方もできます。リラックスしたいときや就寝前の使用がおすすめです。
ひとつ注意点として、精油やアロマオイルは香水と異なり、肌につけて使用することは想定されていません。直接肌につけてしまうと、肌トラブルを引き起こすことがあるのでご注意ください。
(ピローミスト)
枕やシーツに吹きかけて香りを楽しむアイテムです。寝具のほか、カーテンや衣類など、さまざまなものに使えます。
精油やアロマオイルと同じく、肌への使用はNGとしている商品が多いため、肌には吹きかけないようにしましょう。
(マスクスプレー)
マスクに吹きかけて、装着時に香りを楽しむアイテムです。
消臭・除菌・抗菌効果に加え、花粉ガード効果、冷感効果など、季節の悩みを解消してくれるものもあり、使用目的や効果に合わせて選ぶことができます。
肌がデリケートな人にはアルコールフリーのものがおすすめです。