イメージ(写真提供:Photo AC)
少し振りかけるだけで気分を華やげてくれる香水は、お出かけ前や気分転換したいとき、寝る前のリラックスタイムなど、暮らしの中のさまざまな場面で活躍してくれます。周囲に好ましい印象を与える効果も期待できますが、つけ方によっては「香害」となり、かえって悪印象を与えてしまうおそれも。上手に香らせるためのポイントを知っておきましょう。

香水の種類と香り方

(香水の種類)

香水の原料は香料、アルコール、蒸留水です。含まれている香料の割合が高い順に、「パルファン(パルファム)」、「オードパルファン(オードパルファム)」、「オードトワレ」、「オーデコロン」の4種類に分けられています。

香料の濃度についての規定はないため、香りの持続時間はメーカーや製品によって異なります。

・パルファン(パルファム)

最も香料の濃度が高い香水で、1滴で十分に香ります。製品によっては12時間程度香りが持続するものも。

・オードパルファン(オードパルファム)

パルファンよりも香料の濃度を抑えているため、より気軽に使うことができます。

・オードトワレ

ほんのりとした香りが数時間続きます。ほどほどに香るため日常使いしやすく、初心者向けの香水です。

・オーデコロン

香料の濃度が低く、香りが続くのは1~2時間程度。気分転換したいときにおすすめの香水です。

(香水の香り方)

香水の香りは時間とともに変化します。最初の香りを「トップノート」、そこから順に「ミドルノート」、「ラストノート」と変化していきます。

・トップノート

つけてから5~10分ほど香ります。揮発性が高く、パッと香ってすぐに香りが飛ぶという特徴があります。

・ミドルノート

つけてから30分~2時間ほど香ります。その香水のメインとなる香りです。

・ラストノート

つけてから2時間以降の香りです。香りが消えていくまでの「残り香」にあたります。

香水はつけたてが最も強く香るため、つけてすぐに出かけると周囲にきつい香りを振りまいてしまう恐れがあります。香りが少し落ち着いてくる、ミドルノートが香る頃を目安に出かけるようにするとよいでしょう。

『『らんまん』モデル牧野富太郎が命名した秋の花「金木犀」が人気沸騰中!シャンプー、香水、お茶などアイテムのバリエーションも豊富』はこちら