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親子でもけじめが必要。連絡帳をつけるように

あなたはおそらく何かと世話を焼く母親だったのでしょう。その延長で今も頼られているのでは。ただ、相談者は70代。50代、60代の方とは体力、気力が違います。娘とのいい関係を続けるためにも、きっちりとしたルール作りが必要です。

たとえばお孫さんが保育園に通っているなら、平日の送迎や急なお迎えはするけれど、土日祝日はお世話しませんと、宣言するのはいかがでしょう?

それから、面倒をみたときの記録を、連絡帳につけておくこともおすすめします。お孫さんのお世話をすると、雨の日にタクシーに乗ったとか、お菓子を買ったとか、予定外の出費が結構あるもの。お金の話はしづらくても、連絡帳があれば欄外にメモしたり、レシートを貼ったりしておけます。親子とはいえ、きちんとけじめをつけることはとても大事です。

今までなあなあでやってきたことを変えるのは、勇気がいるかもしれませんよね。けれど、年を重ねるほど、気軽にお守りを引き受けてもご自分が急に体調を崩してしまうことは十分ありえます。それでは本末転倒です。

そこを忘れず、娘に切り出しましょう。どうも言い出しにくいわ、という場合は、ご自身の体調に変化があったとか、もうひとりお孫さんが誕生したなどが、いいきっかけになると思います。

相談者のように、娘の機嫌を損ねて孫に会えなくなるのが怖い、とおっしゃる方はとても多いのです。でも、預けられなくなったら娘のほうも困ってしまうはず。年を取っても元気なままで可愛い孫をお世話したいから、とルール作りを提案して前向きに進めていってください。

Q2につづく