賞味期限・消費期限について
備蓄用にと水を長期間保存していて、賞味期限が切れてしまうことも多いのではないでしょうか。そこで、ペットボトルの水の賞味期限について、浅井さんに聞くと、
「市販で販売されているペットボトルの水の賞味期限は、約2年とされています。しかし、市販のペットボトルの水は出荷前に不純物の除去や除菌や殺菌処理がされているため、未開封のものを適切に保管していれば賞味期限が切れても品質の変化は極めて少なく、一律に飲めなくなるものではありません」
と答えてくれました。
また、水などのドリンク類にも賞味期限がある理由については、
「ペットボトルに使われている素材は通気性があり、内容量が変化することがあるからです。ペットボトルに記載されている内容量と実際の容量に差があると計量法違反となるため、内容量が計量法の下限を下回らない範囲を賞味期限として記載されています。
そのため、未開封であれば賞味期限が過ぎても飲めなくなるわけではないですが、水に他のニオイが移ってしまう可能性もあるため、気になる場合は災害に備えて生活用水として備蓄しておくことをお勧めします」
ということでした。
賞味期限・消費期限の切れたペットボトルの水も、断水時に皿洗いや洗濯、トイレ用の水として活用できます。飲料用とは分けて、捨てずにとっておくとよいでしょう。