待ち時間の長さが気になる場合は…
調剤薬局の待ち時間は長くなりやすく、状況によっては1時間前後になることも珍しくありません。
「ただ薬を用意するだけなのになぜ?」と思うかもしれませんが、これは患者の情報確認に時間がかかっているためです。調剤薬局では、個人の病歴や体質、薬の処方歴など、さまざまな情報を確認し、ミスのないように調剤を行っています。
あまり長時間は待てないという人や、感染症リスクが気になるという人は、オンライン予約や薬の配達サービスを利用するのがおすすめです。
・オンライン予約をするには?
調剤薬局によってはオンライン予約に対応していることがあります。利用するためにはお薬手帳アプリが必要です。
操作方法はアプリによって異なりますが、基本的には処方箋の写真を撮影し、調剤薬局に送ることで予約することができます。
薬の用意ができ次第調剤薬局から連絡が来るので、長時間待つ必要がありません。
・薬を配達してもらうには?
薬の配達サービスを利用すれば、調剤薬局まで足を運ばずとも、自宅で薬を受け取ることができます。
調剤薬局で薬の説明(服薬指導)を受けるときに、「自分の疾患や薬の情報を周囲に聞かれたくない」と感じる人は多いでしょう。配達サービスを利用すると、こうしたやり取りもすべて自宅(オンライン)で済ませられるので、プライバシーの面でも安心です。
配達までの流れはサービス提供会社により異なりますが、処方箋の情報を専用のアプリなどを使って調剤薬局に送り、オンラインで服薬指導を受けたあと、調剤薬局から薬を郵送してもらうというのが一般的です。
注意点として、薬が届くのに数日かかることと、数百円程度の配送料がかかる場合があることを覚えておきましょう。