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音で鳥を追い払う最新技術!バードソニックの導入で成果

日本国内でも新たな技術を駆使した対策が進んでいます。鳥取空港では、2024年から「バードソニック」と呼ばれる装置を導入。この装置は、鳥が嫌う高周波音を発することで、滑走路への侵入を防ぐ仕組みです。

日本海に面した鳥取空港は渡り鳥の飛来ルートにあたり、長年バードストライクに悩まされてきました。しかしバードソニック導入によって、以前は年間20件以上発生していたバードストライクを、年間10件程度にまで減少させることに成功しています。

さらに、バードソニックは鳥の種類に合わせてより効果的な周波数に調整することも可能。鳥取空港以外にも全国8か所の空港に導入され、安全な空の旅の実現をサポートしています。

偶然の事故と思われがちな「バードストライク」。しかし空港側では、その発生を未然に防ぐため、動物たちや最新技術を駆使して多様な対策を講じています。今後もこれらの対策が進化し、空の旅がより安全となることを期待したいですね。