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普段の生活の中で、何気なく利用している橋。川にかかる橋は、多くの場合が相互通行が可能ですよね。どちらか一方から入らないといけないという決まりはありません。しかし実は、全ての橋には「入口」と「出口」があるのをご存じでしょうか。

橋の「入口」と「出口」は簡単に確認できる?

一見、左右対称で入口と出口の違いは無いように見えますが、橋の入口と出口を見分ける方法は簡単です。欄干に書かれている、その橋の名前をチェックするだけ。

「日本橋」というように橋の名前が漢字で書かれている方が「入口」となり、「にほんはし」のように平仮名で書かれているのが「出口」です。

そもそも、国道などの公道には「起点」と「終点」が決められています。元々は大正時代に「全ての起点は東京(日本橋に作られた道路元標)」と定められ、全国どこの道でも日本橋により近い方を起点、遠い方を終点としていました。

今では重要な都市や湾港、飛行場、観光上重要な地などに合わせて起点とすることが多いようです。ちなみに渋滞情報などで使われる「上り」と「下り」は、終点から起点に向かうことを「上り」と表現。逆に終点に向かうことを「下り」と表現します。