(撮影:婦人公論.jp編集部)

重要な役割を果たす「橋名板」とは

道路に起点と終点があることから、道路の一部である橋も起点側が入口、終点側が出口という考え方に。そこで、起点側と終点側のどちらなのかを確認するために注目するのが、橋の名前が書かれている「橋名板(きょうめいばん)」です。

橋名板には、漢字で書かれたものを起点から見て左側に、平仮名で書かれたものを終点から見て左側に設置するという基本ルールがあるそう。そのため、橋名板を見れば漢字の方が起点に近い入口、ひらがなの方が終点に近い出口であることが確認できるというわけです。

また地域によっては、一般に「〇〇ばし」と読まれる橋であっても平仮名の橋名板は「〇〇はし」と濁点を付けずに記載される場合もあります。これは、川の水が濁らないようにという意味が込められているのだとか。

普段何気なく目にしているものにも、様々なルールがあっておもしろいですよね。橋を渡る機会があれば、ぜひ注目してみてください。