早朝の通販番組は見ない
では、働いていない場合は、どうすればいいでしょうか。
まず、やたらにモノを買わないことです。すでに山のようにモノに囲まれて生活している人は多い。それなのに、通信販売などで衝動的に買い物をしてしまう。
雑誌の『女性自身』が通販番組についてとったアンケートでは、シニアが高価な宝飾品や服、バッグ、布団などを最も買う時間帯は、早朝の5時から6時なのだそう。
家族がいれば、「よく考えて」と言われるような買い物も、この時間帯なら邪魔されない。業者も心得たもので、この時間を狙って、日常では経験できないようなめくるめくショッピングタイムを演出しているようです。
ですから、早朝の通販番組は見ないと決め、早起きしたら散歩にでも行きましょう。お金がかからず、健康になります。
また、惰性で払っているお金を見直すのも大切。たとえば公益財団法人生命保険文化センターの調査によると、生命保険は、55~59歳の払込額が最も多くて年間約40万円。80~84歳でも年間約37万円になります。
でもこの年代は、すでに子どもが独立していて死亡保障はあまりいらないし、医療費も安いので医療保険もそれほど必要ない。だとしたら、思い切って貯金に回すことも考えましょう。