世界に約400ある有料水族館のうち、150近くが日本にあるという。フォトグラファー・野辺地ジョージ氏が撮影する数々の被写体・シリーズの中で、最も古いのが水族館であり、少年時代の思い出をたどる「旅」だ。日本人にとっての水族館とは何なのか…写真と文で繙いていく
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このシリーズは、全国を旅しながら水族館を訪れて写真におさめる写真家 野辺地ジョージのシリーズを連載した物です。今回第32回は、2024年の初夏に訪れた福井県福井市鮎川町にある「くにみクラゲ公民館」のエピソードです。
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このシリーズは、全国を旅しながら水族館を訪れて写真におさめる写真家 野辺地ジョージのシリーズを連載した物です。今回第32回は、2024年の初夏に訪れた福井県福井市鮎川町にある「くにみクラゲ公民館」のエピソードです。
公民館を水族館に変換して運営
「シュール・ブルー」列島水族館写真巡りは、写真家として、そして旅人としての体験を振り返って語っている。
水族館大国である日本を旅していると大小様々、そして多彩なテーマを持つ水族館の多様性を味わうことができる。
中でも面白い企画だと感じたのは、2024年の初夏に訪れた福井県福井市鮎川町にある「くにみクラゲ公民館」である。
国内で公民館を水族館に変換して運営しているのはここだけだと思う。

写真を拡大 ミズクラゲの水槽(C)2015〜2025 George Nobechi