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「ゴールデンウィーク」は映画業界が作った宣伝用フレーズ

実は「ゴールデンウィーク」は、元々は映画業界が宣伝のために作った言葉でした。しかし1950年代には一般的に使われる言葉になったので、宣伝行為には該当しないと思われます。

NHK公式によると、「外来語・カタカナ語はできるだけ避けたい」「長すぎて表記の際に困る」という放送の制作現場の声や、「前後の土曜・日曜を加えると10日ぐらいになることもあり、ウィーク(週間)も的確な表現ではない」などの理由で「大型連休」と言っているそう。

しかし「大型連休」という言葉も、同じニュース番組などで繰り返し使用されると耳障りな場合があります。そこでNHKは、「今度の連休で…」「今度の春の連休で…」や「この連休中に…」「この連休期間中に…」など言い回しを変えて伝える工夫をしているのだとか。

これまで何気なく放送を見聞きしていたNHK番組。注意深く聞いてみると、他にも民間放送とは違うNHK独自の放送ルールが見えてくるかもしれませんね。