「生活保護の申請も考えたんですけど……」

すってんてんになったときなんかは、生活保護の申請も考えたんですけど、相手にされませんでしたね。そのときは別の町に住んでたんですけど、役所の人たちは陰で笑ってましたよ。人のことをバカにして。話すら聞いてもらえなかったですね。結局、社会福祉協議会からお金を借りて、命をつなぎました。

われわれみたいな低年金者と生活保護受給者には差がありすぎて問題だと思ってはいます。生活保護は医療費もタダだしね。それでも、もう二度と申請に行こうとは思いませんね。無理です。バカにされたから。笑われて。

『聞くのがこわい年金の話 ─ 年金、いくらですか?』(著:梅子の年金トーク!/興陽館)

低年金生活者なんて蚊帳の外ですね。置いてかれちゃってる。非常に困っています。仕事も、若い人が来るまでのつなぎでしか雇ってもらえません。やっと見つかったと思っても、自分より若い人が来ると「もう来なくていいよ」っていわれるんです。あるなら仕事がしたいです。64歳まではあったんですけどね。

食事は、肉は鶏肉以外は食べないです。お金がなくて哺乳類の肉を食べられなくなっているうち、哺乳類食べるのってどうなのかなって思いだしちゃって。豚とか牛とかは食べないです。大食いのテレビなんて、あれはどうかなって思うんですよ。人間って優しい心が少し必要ですよね。

投資でプラスが出たら、250万円くらいのワンルームマンションを3つくらい買ってそれでやりくりしたいと思っています。命懸けですよ。