<視聴者の声>
女子師範学校時代に「愛国の鑑」と言われるようになったのぶ。軍国主義に社会が染まるなかで、子どもたちに愛国心を教える日々に葛藤するようになっていました。
航海に旅立つ夫の次郎に対してものぶは、「お国のために立派なご奉公を」と言うだけでした。ただ、のぶは蘭子にだけは本音は打ち明けていました。本当は次郎に「生きて戻ってきて」と言いたかったのです。
出征するために御免与町に帰ってきた嵩にのぶは「おめでとうございます」と告げました。「たっすいがーの僕には無理だと思っているんだろう」と話す嵩に、のぶは「ご武運をお祈りします。お国のために立派なご奉公を」と返すだけでした。この時ののぶは、感情を失ったようでした。
ところが、嵩の出征式の日。のぶは嵩に会うために学校を飛びだして全力疾走。校庭にいた児童たちは目を奪われてしまい、「よそ見すな!」と注意されてしまいました。「血相を変えて走ってきたのぶ先生に思わず目が行って、とばっちりを受ける子供達」と同情する声もありました。
はちきんの復活を予感させるなか、出征式に乱入した登美子が憲兵に連行されそうになるとのぶは、割って入ります。「嵩、必ずもんて来。生きてもんて来。死んだら承知せんき!」と言い切ったのです。以前の勝気なのぶが戻ったようでした。
SNSでは「松嶋菜々子さんの演じるお母さんの思いと声かけ、それに応じる今田美桜ちゃんの声かけも昔ののぶちゃんが戻ったみたいで嬉しかった」「嵩に『死んだら承知せんき!』これぞ、はちきんおのぶ!」と称賛する声が目立ちました。