『あんぱん』＜死んだら承知せんき！＞生徒も驚愕の勢いで嵩の出征式に駆け付けた愛国・のぶ。視聴者「よそ見すな笑」「これぞはちきん！」「心から納得した愛国じゃなかったから…」

愛国主義に傾くのぶは、朝ドラとしては異例のヒロイン像です。軍国主義の社会の空気を見事に描いた脚本や今田さんの演技は注目を集めてきました。

SNSでは「今田美桜って言うより、めっきり『のぶちゃん』って人物を見てる感じになるんで、それは今田美桜の演技力が良いのかなぁと思った」「のぶは心から納得した愛国じゃないから無理してんのよね。その辺りの表現が上手いね、今田美桜さん。 次郎さんには建前通りの言葉しかけられなかったけど嵩には憲兵の前でも本音を言えた。この差は大きい」との声がありました。

『あんぱん』は「正義は逆転する。逆転しない正義とは何か」が描かれる物語だと明かされていることもあり、戦後、のぶが苦しむ展開が想像されます。

「のぶは戦後、自分が教えてきた愛国心に苦しむのかも」「のぶが嵩にご武運をと言った時にはロボットのような心のない表情だったのが、後半では心が戻っていてよかった。 出征者の無事の帰還を願うことすら許されなかったあの時代。 戦後、この異常な正義の逆転後に各々の心境や態度の変化までしっかり描かれることを期待したい」と戦争後の物語を期待する声もありました。

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朝ドラ通算112作目となる『あんぱん』は、子どもたちの人気者＜アンパンマン＞を生み出したやなせたかしと、小松暢の夫婦をモデルとした物語。ヒロインの＜朝田のぶ＞を今田美桜さん、＜柳井嵩＞を北村匠海さんが演じます。

のぶの父・結太郎を加瀬亮さん、のぶの母・羽多子を江口のりこさん、嵩の母・登美子を松嶋菜々子さん、嵩の伯父・寛を竹野内豊さん、謎のパン職人・屋村草吉役を阿部サダヲさんが演じます。

林田理沙アナウンサーが語りを、脚本は中園ミホさんが担当。主題歌『賜物』はRADWIMPSが手掛けています。