テレビにかじりついていた

<『あらいぐまラスカル』が日本で放送されたのは1977年。放送終了後にはラスカルのキャラクターグッズが販売され、長く愛されてきた作品だ>

『アルプスの少女ハイジ』や『母をたずねて三千里』とかのアニメが特に好きでした。あとは『サザエさん』。(オープニングの)イントロが始まるとテレビにかじりついていました。あの時間帯は裏でNHKが大相撲を放送しているんです。おじいちゃんやおばあちゃんの家に行っていると相撲をつけられてしまって「いやあああ」って言っていたのを覚えています。

中森明菜さんが演じるボーカル(c)「あらいぐま カルカル団」製作委員会

ラスカルのようなアニメや、絵、漫画、音楽といった昔から大事にされている作品は、やっぱり残っているだけあって素晴らしいなあと思います。自分はというと、よくぞここまでこうやって(活動)させていただいているなと。私がこうして皆さんの前でインタビューを受けさせていただいているのは、本当に奇跡のように感じます。

1人でも多くのみなさんが「ああ、楽しい時間を過ごせた」と思っていただける時間を差し上げられる存在として行けるところまで行く、というのが私のあるべき姿のように感じています。