ドライヤーとヘアアイロンでツヤとハリを出す

年齢とともに髪のハリやコシ、量が減っていくことで、ヘアスタイルを長時間キープするのが難しくなりますが、ドライヤーとヘアアイロンを使い、適度に熱を与えると、ツヤやハリ、キープ力が飛躍的にアップします。

7割、8割、髪が乾いたら温風と冷風を15秒間隔で切り替えながら、根もとのクセを取っていきます。

(写真提供:Photo AC)

温風で水分を飛ばしてかたちを整え、冷風でキューティクルを引き締めると、ツヤが生まれます。

ドライヤーを持つ手の反対側の手で髪の根もとあたりをつかみながら、少し引っ張り加減でドライヤーの風をあてることで根もとにハリ感が出ます。

慣れないうちは、髪のすべての根もとを顔の中心に向かって引っ張るように。いろいろな方向に髪の根もとを動かしながらやってみるようにしてください。

仕上げに髪の表面や毛先をヘアアイロンで整えていく。こうすることで髪表面にハリとツヤが生まれ、自宅でもサロン仕上がりのヘアスタイルをつくることができます。

髪質がいい状態だと、ドライヤーで乾かすときにも櫛や指が通り、髪が乾きやすくなりますし、ヘアアイロンもやりやすくなり、スタイリングが格段にラクになります。

こうして髪の印象を決める「質感の8割」が整います。残りの「2割」は、全体のシルエットです。

立体感を意識して、頭頂部と顔まわりにボリューム感を出し、ハチまわり(ハチマキを巻く部分)は抑え気味に仕上げていくことで、髪と顔まわりがひし形のシルエットになり、どんなヘアスタイルでもシャレた仕上がりになります。