NHK名古屋放送局『東海ドまんなか』で。(写真提供:青木さん 以下すべて)
お笑いの仕事だけでなく、俳優・エッセイストとしても忙しい毎日を送る青木さやかさん。2025年の春から『Nスタ』ゲストコメンテーターも務めています。地元・名古屋では小学校の教員らの盗撮事件を受けてカメラの台数の調査も開始されている。今回は「包括的性教育に大いに賛成の人として」を綴ります。

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世界のスタンダード“包括的性教育”とは?

NHK名古屋放送局「東海ドまんなか」。
テーマは「包括的性教育(ほうかつてきせいきょういく)」。

東海地方の保護者や医師が感銘を受けた世界のスタンダード“包括的性教育”とは一体なにか?
近年増えている性被害から子どもを守ろういう動きが、東海地方の学校でも始まっているのだという。

かつて、わたしが受けた性教育的なものは、たしか小学校の高学年だったか。女子だけ教室に集められカーテン(しかも遮光カーテンだった気がする)をして、ヒソヒソと外に漏らしてはならない雰囲気で、生理の話を聞いたような…。

そして、そのあと明るい校庭で男子と会ったときにお互い気恥ずかしさがあり、男子に「何の話だったんだ~やーい」的なことを言われ「は?何にも聞いてない」的な、訳の分からない返しをするしかない雰囲気。まさか生理なんていう言葉を男子に言うわけにいかないよね的な雰囲気。トイレに行く時にナプキン的なものを持っていくなんて言語道断、隠せ隠せ墓場まで、的な雰囲気。

雰囲気雰囲気書いているのは、誰かに指導されたわけでも、友だちと擦り合わせたわけでもなく、個人的感想に過ぎないから。

やや大袈裟だが、生理とは、性とは、恥部なのか果たして神秘なのか。なにしろ皆で共有するものではなかった。

『東海ト゚まんなか』のスタジオで