なぜか微笑んだ政豊

その姿をみとめると、なぜか笑顔で政言の元に歩み寄った政豊。

微笑みながら「よう来た…よう来てくれたのう。源之助」と、まだ幼かったときの政言とのやりとりを彷彿させる言葉を伝えます。

(『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』/(c)NHK)

続けて「そなたが来てくれれば我が家は安泰じゃ。そなたの働きで佐野の桜はますます咲き誇ろう!」と話した政豊。

その姿を前に、政言はがっくりと膝から崩れ、庭に座り込んでしまいます。

それからしばらく、再び桜を前に刀を振り回し始めた政豊の手を掴むと、決意を固めた様子で

「私が! 私が…咲かせてごらんに入れましょう」

(『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』/(c)NHK)

と涙でボロボロになったまま、その父へ政言は笑顔を見せるのでした。