視聴者の声

今回の話を通じ、政の中核を担い、栄華を誇る田沼一家との残酷なほどの差を政言へ、そして視聴者へ痛感させた『べらぼう』。

特に、耄碌した父・政豊が咲かなくなった庭の桜を前に錆びた刀を振り回すシーンは視聴者に強烈なインパクトを残したようで、様々な感想が出ていました。

たとえば「通じ合えない佐野親子。仲睦まじく政を語る田沼親子。枯れた佐野家の桜。咲き誇る田沼家の桜。すべてが残酷な対比。NHKは政言だけでなく、視聴者の心もバキバキに折ってくる…」「認知症の親の介護をしながら、会社の立場も上手くいかず、そこへ上司が自分の手柄を取っていたと囁かれ、追い込まれて事件を。現代の人にも起きうる問題が佐野殿が重なって辛すぎる」「矢本悠馬演じる政言がよすぎて…。男子はプライドで生きているんだよな」「佐野の桜と田沼の桜にかけてくるなんて…あまりにも、あまりにもな森下脚本の<良いところ>が炸裂しすぎて…なんて話を作るんだい、このべらぼうめ…」といった声が見られていました。

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大河ドラマ第64作となる『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』は、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった、”蔦重”こと蔦屋重三郎が主人公。

蔦重を演じるのは、NHKドラマ初出演となる横浜流星さん。脚本は、連続テレビ小説『ごちそうさん』大河ドラマ『おんな城主 直虎』などを手掛けた森下佳子さん。

さらに語りは、蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として、綾瀬はるかさんが担当する。

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大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~

【NHK公式サイトより】
大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き時にお上に目を付けられても面白さを追求し続けた人物〈蔦重〉こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯。笑いと涙と謎に満ちた〈痛快〉エンターテインメントドラマ!

【キャスト】
横浜流星/安田顕/小芝風花/岡山天音/寛一郎/市原隼人/片岡愛之助/高橋克実/里見浩太朗/渡辺謙 

【作】
森下佳子

【放送予定】
[総合]日曜 午後8時00分 / 再放送 翌週土曜 午後1時05分
[BS・BSP4K]日曜 午後6時00分
[BSP4K]日曜 午後0時15分/ (再放送)日曜 午後6時00分