花火大会の存続に向けての想い

次に「花火大会の存続のために何が重要か」の話題に。河野さんは「地域文化として根付く花火大会は、(行政などから)助成金を出して支援してほしい。支援団体のバックアップも大きいです」。冴木さんは「日本の花火は江戸時代から続いている伝統文化。世界でも非常に珍しい。多くの方々の理解と応援が必要だと思います。晴れ風ACTIONのような取り組みを少しでも多くの皆さんに知っていただければ」と話しました。

最後に、「地方において花火大会の力は大きい。各地域で花火大会を継続するためには、皆さんの支援が必要です」(河野さん)。「日本の花火は世界一の芸術品。それを永遠に残して行ければ。花火は平和の象徴です」(冴木さん)。「花火大会は、東日本大震災やコロナの感染拡大も乗り越えてきました。晴れ風ACTIONのような取り組みが普及し、全国の花火大会を支えてくれたら」(糸井さん)と、それぞれメッセージを発信しました。

冴木さんの撮影した花火と癒しの音楽のコラボ動画はこちら

 

左からキリンビールマーケティング部・村井志帆さん、河野さん、冴木さん、糸井さん、北條さん(写真提供:キリンビール)
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晴れ風ACTION特別共催 未来につなぐ希望の花火

開催日:8月23日(土)
場所:大阪・関西万博会場 夢洲南側護岸
協力花火大会:相馬花火大会、双葉花火(以上福島県)、大子町花火大会と灯籠流し(茨城県)、高石シーサイドフェスティバル(大阪府)、猪名川花火大会(兵庫県)、秋吉台観光まつり花火大会(山口県)
主催者:一般社団法人Japan Fireworks Project
特別共催:キリンビール「晴れ風ACTION」

『全国花火大会白書2025』も公開
晴れ風ACTIONでは、さらなる支援活動につなげるため、花火大会が抱える課題や生活者意識に関する最新の独自調査をもとにした『全国花火大会白書2025』も公開。全国の花火大会の経済波及効果は総額2兆3687億円にのぼるなか、全国の90.2%の自治体が運営に課題を抱え、資金援助の必要性を感じている。一方で花火大会の危機的状況を把握している生活者は20%にとどまり、支援の必要性についての周知が急務であることが浮き彫りになった。

晴れ風ACTIONについて
日本の風物詩の保全・継承を目的に、キリンビールが行う社会貢献の取り組み。2024年に発売したビール「晴れ風」の売上金の一部やサイトからの寄付を活用し、桜の保全活動や花火大会の支援活動に役立てられる。

参加方法は、晴れ風を購入すると350ml1缶につき0.5円、中びん1本につき0.8円、3Lペットボトル1本につき4.8円が自動的に寄付される。缶の裏面・中びんに印字された二次元コードから専用サイトにアクセスすると、1日1回0.5円分の“晴れ風コイン”が無料で付与され、応援したい自治体を選んで寄付することも可能。