
「晴れ風ACTION特別共催 未来につなぐ希望の花火」打ち上げプロジェクト。左からキリンビールマーケティング部・村井志帆さん、河野さん、冴木さん、糸井さん、北條さん(写真提供:キリンビール)
夏の風物詩の花火大会。しかし、近年は物価高騰などの打撃を受け、全国各地で中止・規模縮小が相次いでいます。そんな中、キリンビール株式会社(本社=東京都中野区)は、今年やむなく中止・延期となった全国の花火大会を復活させる「晴れ風ACTION特別共催 未来につなぐ希望の花火」打ち上げプロジェクトを8月23日、大阪・関西万博会場で開催。その開催決定発表会が7月31日、東京・中野セントラルパーク内で開かれ、花火大会関係者たちのプロジェクトへの思いが語られました。(取材・文:宇都古舞 写真提供:キリンビール)
万博で日本の花火を世界へ
今回のプロジェクトは、全国7自治体の花火大会に呼びかけて実現。晴れ風ACTIONで集まった一部売上金や寄付金を活用し、打ち上げ予定だった6つの大会の花火玉を大阪・関西万博会場の夜空へ咲かせます。
万博の花火を手がけ、ともにプロジェクトを実施する一般社団法人Japan Fireworks Project代表理事の北條伸一さんは、「開催延期になった花火大会が一堂に会して万博会場に打ち上がります。皆さんには“各地でこういう花火があがるんだ”と、想いを馳せていただく機会になればと思います。
世界各国からもたくさん人が来ているので、“日本の花火はきれいだな”というのを感じてもらい、魅力が世界中に広がればといいと考えています」と意気込みを語りました。

北條さん(撮影:筆者)