<待ちわびた時が>

成長した松平定信が「田沼を追い落としてみせましょう!」と決意を見せる。

狼狽した表情を見せる老中・田沼意次。

「得策ではないかと」と助言する大奥総取締・高岳。

「一世一代の絵とは?」と蔦重にたずねる、その妻・てい。

「一世一代の絵ですよ」との蔦重の声を背景に、筆を持つ歌麿。

その背後からは、ニヤニヤしながら絵をのぞき込む男女の姿が。

その下に流れるは<待ちわびた時が>の文字。