ヴィクトル・ユゴーが「世界一豪華」と称えた

苦難の歴史と建築物の芸術性が評価され、一帯は世界遺産に。緻密な細工の贅沢さに、私は何度訪れても魅了されます。

写真に収めたのは、2年に1度開かれる、「フラワーカーペット」というお祭りの様子。50万本以上の花が、ボランティアの手で敷き詰められます。開催年ごとに異なる絵を楽しみに、世界中から観客が訪れるのです。

かつて、『レ・ミゼラブル』の著者ヴィクトル・ユゴーは、この広場を「世界一豪華」と称えたとか。時代を超えて同じ感想を抱くことができるのも、世界遺産の魅力かもしれません。

 

小便小僧
ブリュッセル生まれの小便小僧。実は衣装持ちで、過去の服は博物館に飾られている。写真は騎士のコスチューム(撮影:富井義夫)

 

世界遺産登録名/ブリュッセルのグランプラス
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