冷蔵庫が映す家族のつながり

現在、今田さんには電気事業連合会のCM、「電気とひとの物語・冷蔵庫あけたら」篇と「同・この撮影も」篇に出演していただいています。今回の出演で3作目となりました。

今田「冷蔵庫あけたら」篇では、仕事から帰宅した女性が冷蔵庫に入っていたプリンをきっかけに、幼い頃の家族との暮らしを思い出し、親の愛情や温もりをあらためて実感するというものでしたね。

今田さんの好演のおかげで、「電気をとおして人とのつながりや温もりが伝わる」、そんなメッセージがたくさんの人に届いたのではないかと思います。

今田確かに、冷蔵庫は家族のつながりのひとつだな、と感じました。というのも、一人暮らしの私の家の冷蔵庫の中身が実家と似ていることに気がついたんです(笑)。きっと、親が購入していた調味料や食材、収納の仕方を覚えているからでしょうね。それに時々、母が福岡から来てくれるのですが、帰るときには必ず料理の作り置きを冷蔵庫に入れていってくれます。

素敵なつながりですね。お母様とは、よく電話もされるとか。

今田はい。たいてい私から「今、暇?」と電話をかけて、たわいもない話をしたり、電話をつないだままお互いに家事をしたりして、気づくと3、4時間経っていたなんてこともあります。

そんなに! でも、今田さんにとって、かけがえのない時間なのでしょうね。

今田離れて暮らしているので、そういった機会を作ることは大切だと感じています。あと、ぼーっとテレビを観る、本を読む、編み物をするなどといった一人の時間も大事ですね。いったん自分をフラットに戻す時間がないと気持ちに余裕がなくなってしまって、思いやりを持てなくなったり、仕事を楽しめなくなったりしてしまう気がして。

同感です。私も、登山をしたり落語を聴いたり、読書に集中したりして、リフレッシュするよう意識しています。読書といえば、今田さんは原田マハさんの作品がお好きだとか?

今田はい。『本日は、お日柄もよく』は、好きな一冊です。

実は私も大ファンで、『奇跡の人』という作品について、ある新聞に感想を投稿したら、ご本人からお礼のメッセージをいただいたことがあるんですよ。

今田すごいですね。その作品、ぜひ読んでみたいと思います。