電気が変える世の中をドラマで実感

CMの「この撮影も」篇では、電気がなければ撮影もできないということに思いを馳せる様子が描かれています。

今田冷蔵庫も、母と長電話をするスマートフォンも、それらがない生活はもはや想像できません。日常に欠かせないものは電気がなければ動かすことができないんだという、当たり前のことを思い出させてくれるCMでした。

『あんぱん』では、昭和初期から戦前・戦後を経て、平成へと変わりゆく時代を生きる人々の姿が描かれています。同時に、時代の流れとともに電気の普及・技術の進展によって、暮らしが様変わりしていく様子を知ることができるドラマでもあるな、と思いました。

今田確かにそうですね。のぶが幼い頃はラジオが貴重なもので、数少ない娯楽のひとつだったのが、だんだんとテレビ、冷蔵庫、蛍光灯などが出てきて。撮影でそういったものが登場するたびに、こうやって私たちの生活は便利になってきたんだな、ということをあらためて感じました。

1882年に、東京・銀座で日本初の電灯が灯ってから約140年。いわゆる「三種の神器」を始め、戦後の高度成長期以来、さまざまな電化製品が普及してきました。テレビもパソコンもスマートフォンもそうですが、電気は生活を便利にするだけでなく、楽しく、豊かにしてくれるものでもあるんですね。

今田「この撮影も」篇のCMでは、これからも電気の使用量が増えていく、ということが紹介されていました。

そうなんです。少し前までは、日本の電気の使用量は緩やかに減っていく見通しでした。しかし、AIの普及に伴い、それを支える半導体工場やデータセンターの稼働が増える見通しであることから、今後、電力需要も増加していく見込みです。

今田便利な暮らしの裏側で、本当にたくさんの電気が必要になっているわけですね。