錦糸卵
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冷やし中華やちらし寿司の彩りに欠かせない「錦糸卵」。料理を一気に華やかにしてくれる名脇役です。しかし、いざ作ってみると薄焼き卵が破れてしまい、きれいな錦糸卵にならずがっかりした経験はありませんか?実は「あるもの」を使うことで、誰でも簡単に破れにくい錦糸卵を作ることができます。今回は、そんな目からウロコの裏技をご覧ください。

秘密の材料は「片栗粉」だった

破れない錦糸卵を作る秘訣は、卵液に「水溶き片栗粉」を混ぜること。片栗粉に含まれるでんぷん質が卵の弾力性を高め、薄く焼いても破れにくい薄焼き卵になります。分量の目安は卵1個に対して片栗粉小さじ1/2、水小さじ1です。

卵を溶く際は、かき混ぜるのではなく切るように箸を動かすのがポイント。こうすることで泡立てずに空気が入らず、なめらかな仕上がりになります。

さらにきれいに仕上げたい方は、卵液をこし器で濾してから焼くのがおすすめ。卵黄と卵白が均一に混ざり合い、フライパンに流し込んだ際にムラなく美しく焼き上がります。

フライパンで焼く際は、油を引いて熱したフライパンを一度濡れ布巾の上にのせ、底を冷まして温度を均一にしましょう。あとは弱火から中火の火加減で、卵の縁がフライパンから離れるまで温めます。その後、裏返して両面に火が通れば完成です。