人に身を差し出すのには慣れている
利根川が決壊し、大洪水になった第31回。
江戸市中において、深川の新之助のもとを訪れた蔦重は新之助の妻・ふくと生まれたばかりの赤ん坊・とよ坊を気にかけて、着物や米を差し入れます。
その後「人に身を差し出すのには慣れている」と語るふくは、乳が出なくなった母親たちの代わりに自分の乳を分け与えるのでした。
一方の江戸城では、十代将軍・家治が体調を崩します。
いったん回復するも、知保の方(高梨臨さん)が「滋養のあるものを」と手作りした醍醐を食したのち、再び体調を悪化させてしまいました。