卵そぼろは、鶏そぼろと並ぶそぼろ丼の定番。家庭でもよく作られるメニューですが、「毎回パサパサになっちゃう」「なんだかベチャッと仕上がった」という経験がある方も多いのでは?シンプルな材料と手順で作れる卵そぼろにも、ふんわり仕上げるためのいくつかのポイントがあります。
卵液を均一に混ぜるのがふわふわ食感の秘訣
卵そぼろ作りの第一歩は、卵液をしっかりと混ぜること。白身と黄身をムラなく混ぜることで、加熱時に均一に火が入りやすくなり、ふんわりとした食感につながります。さらに食感にこだわるなら、卵液を目の細かいざるやこし器で濾すのもおすすめ。これによってダマがなくなり、よりなめらかなそぼろになります。
調味料はあらかじめ卵液に加えておき、冷たいフライパンに流し入れましょう。卵液を入れる前から温めていると、火が入りすぎてパサついたり固まりがち。弱火からじっくり火を入れることが、ふわふわ仕上げへの近道です。
火にかけた卵液は、ここからが勝負どころ。家庭にある菜箸を4~6本まとめて使い、先が広がるように持って絶えず混ぜ続けます。すると、卵が細かく均一に固まり、ふんわりとした口当たりに。普通の菜箸1本で混ぜるよりもダマができにくく、失敗もしにくいのが特徴です。