NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第35回「間違凧文武二道(まちがいだこぶんぶのふたみち)」が、9月14日に放送され、第30回「人まね歌麿」に一瞬名も無き役で出演した藤間爽子さんが「きよ」役として再登場、話題になっている。「洗濯女」として歌麿と再会したきよ。歌麿は耳が不自由で話すことができないきよのことを描くうち、心惹かれるように。歌麿はきよを連れて蔦重の元を訪ね「所帯を持とうと思って」「俺、ちゃんとしてえんだ」と告げる。かつてトラウマで描けなかった「笑い絵」を描けるようになった歌麿。完成した絵を蔦重に見せると、蔦重は感慨深げに眺め、きよに歌麿を変えてくれたお礼を言って頭を下げた。日本舞踊家でもある藤間さんが、舞台への意気込みや自身の祖母について語ったインタビューを再配信します。
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日本舞踊家・藤間紫の孫にして、三代目藤間紫を襲名されている俳優の藤間爽子さん。この春、ケラリーノ・サンドロヴィッチによる『ベイジルタウンの女神』に出演します。俳優と日本舞踊家、それぞれに第一線の仕事をこなす毎日がいつも自然体という彼女の元気の源とは。ざっくばらんに伺いました。(構成:岡宗真由子 撮影:米田育広)
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日本舞踊家・藤間紫の孫にして、三代目藤間紫を襲名されている俳優の藤間爽子さん。この春、ケラリーノ・サンドロヴィッチによる『ベイジルタウンの女神』に出演します。俳優と日本舞踊家、それぞれに第一線の仕事をこなす毎日がいつも自然体という彼女の元気の源とは。ざっくばらんに伺いました。(構成:岡宗真由子 撮影:米田育広)
切り替え過ぎないように心がけ
なぜだか「生き急いでるね」とよく言われるのですが、私自身はそんなつもりがないんです。
ただオフの時におうちでゴロゴロゆっくりするよりも、ぎりぎりの合間を縫って旅や食事や観劇に出かける方が好きで、そのほうが充電できるのかもしれません。
自宅と稽古場は違うところにあります。幸いなことに、「オンオフの切り替えができない」という悩みを抱えたことがありません。
どちらの現場でも、ある程度自然体でいないと疲れてしまうと思っていて、あまり切り替え過ぎないように心がけています。