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相次ぐ証券口座の被害 きっかけは“なりすましメール”
いま、証券会社などになりすましたメールで、偽サイトに誘導する「フィッシング詐欺」が深刻な社会問題となっています。
PCやスマートフォンに届いた「なりすましメール」の中のリンクをクリックまたはタップすると、偽サイトへと誘い込まれ、そこで入力したIDやパスワードを盗まれるということです。
IDやパスワードを盗まれると、口座を乗っ取られた末に大事な資産を失ってしまうおそれがあります。
今年に入ってから金銭被害が相次いでおり、ニュースでご覧になったという人も多いのではないでしょうか。
被害にあわないためにまず心がけてほしいのが「送信元に心当たりがないメールは、原則、開かない」ということです。
ご自身が「金融機関にパスワードの再発行を請求した」など、メールが届く理由に思い当たる節がないなら、まずは疑いましょう。
さらに、送信元に心当たりがあったとしても、メッセージの中のリンクはむやみに開かないこと。
普段からよく利用しているサービスから届いたメールのように見えても、よく似せた「なりすましメール」のおそれがあります。
そして、リンクの遷移先が偽サイトである可能性を否定できないためです。
ただし、どれだけ慎重になったとしても、正しいメールやリンクであると見極めることは難しいものです。
メールが届いたら、文中のリンクから遷移するのではなく、送り主の公式サイトなど、確かなURLからアクセスすることを心がけましょう。
たとえば、自分が利用しているサービス等のURLをあらかじめPCやスマートフォンのブックマークに登録しておいてはどうでしょうか。
また、ご自身のデバイス上にあるアプリからログインするのも安全な方法と言えます。