「間違いのない人」という安心材料
従来のお見合いにせよ、今の結婚相談所にせよ、「他者が介在してパートナーを紹介する」という手法は、安全性やリスクヘッジという面でとてもよくできたシステムだと思います。
以前、アメリカ人の方が日本のお見合い制度を知って、その優秀さに驚いたという話を聞いたことがあります。
お見合いを仕切る仲介人によって「相手の身元がきっちり保証されている」「条件や経歴、事情を信用できる」ところが素晴らしい、と。しかも「結婚相談所」とは違って、仲介人はほぼボランティアです。大らかな時代だったのだと思います。
身元保証のない、プロフィールも本人任せのようなマッチングアプリの場合、
・結婚したい風に見せかけて、実は遊び相手を探していた。
・プロフィールには独身と書いてあったのに、会ってみたら既婚者だった。
・プロフィールの年収も職業も経歴も、ぜんぶデタラメだった。
といったトラブルに遭遇するリスクもあります。
でも、仲介者が身元を保証するお見合い、「独身証明書」や「所得証明書」を提出しなければ入会できない結婚相談所は、相性が合うか、お互いを気に入るかはともかく、「間違いのない人」という大前提としての安心材料があるんですね。