源内が生きている?
源内生存の謎を追い始めた蔦重。
そんな中、耕書堂の店先に差出人不明の包みが置かれます。
包みの中にあったのは、かの源内が“死を呼ぶ手袋”を題材に書いた戯作「一人遣傀儡石橋」。
さらに草稿のあいだには、特定の日付と寺の名が記された小さな書きつけが挟まっていました。
源内が生きているとの確信をもって寺を訪ねた蔦重。
しかしそこで蔦重を待っていたのは、元老中の松平定信、大奥総取締を務めた高岳、火付盗賊改方・長谷川平蔵、田沼意次の元側近・三浦庄司、幕府の儒官・柴野栗山という、思いもよらぬ面々でした。