我らと共に仇を討たぬか?
特に定信は、蔦重にとってはその施策で散々に追い詰められ、結果的に春町の命を奪われることにもなった憎き相手。
なかなかその場に座ろうとせず、訝し気な表情を崩さない蔦重に対し、源内の戯作の題材となり、家基(奥智哉さん)の命を奪ったと思われる“死を呼ぶ手袋”を見せた定信たち。
この手袋を含めて、一連の騒動の裏に、十一代将軍・家斉の“父”一橋治済の存在があり、治済に対して恨みを抱いていると語る彼らは、仇を取るべく手を結んだことを明かします。
源内が追い求めていた“真相”も治済に行きつくのでは、と語った定信は、戸惑う蔦重に向けて「どうだ、蔦屋重三郎。我らと共に仇を討たぬか?そなたとて 心一つであろう」と共闘を持ちかけるのでした。