視聴者の感想
前々回の『べらぼう』では一橋治済による”毒まんじゅう”が猛威をふるった結果、松平定信の部下の多くが命を落とし、耕書堂の面々までその被害を受けることに。さらに前回にあたる四十七回のタイトルは、そのものズバリ『饅頭こわい』。
この数回の『べらぼう』はまさに”まんじゅう”を中心とした展開が繰り広げられていました。
一方、宍道湖が位置する松江を舞台にした『ばけばけ』では、これまでシジミ汁を登場人物たちが食す場面がたびたび描かれてきており、まさにドラマを象徴する食べものとなっています。
その二つが近しいタイミングで互いのドラマに描かれたのは、明らかに意図された演出であると思われ、そのことに気づいた視聴者もちらほら。
たとえばSNSでは「シジミ汁!ばけばけとのコラボ?」「『べらぼう』も『ばけばけ』と交差していたのか!」「昨日、蔦重さんシジミ汁を食べていたし、今朝はおトキちゃんの長屋に謎の饅頭があるし、お互いリスペクト的なアレですかね」「まさか銭太郎は今頃…」といった声がみられていました。
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大河ドラマ第64作となる『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』は、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった、”蔦重”こと蔦屋重三郎が主人公。
蔦重を演じるのは、NHKドラマ初出演となる横浜流星さん。脚本は、連続テレビ小説『ごちそうさん』大河ドラマ『おんな城主 直虎』などを手掛けた森下佳子さん。
さらに語りは、蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として、綾瀬はるかさんが担当した。
本郷和人先生が同行!<歴史の舞台をたどる旅>
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