“面倒くさい人”になる
では、あやしい電話に出てしまったらどうすればよいのか。先ほども言いましたが、詐欺師はダマすための基本のストーリーにのっとって会話を重ねていきます。だから、相手の話をスムーズに進めさせないことが重要です。
心がけてほしいのは、「内容をメモしながら1分以内に電話を切る」ようにすること。メモをとるのは、文字にすると冷静な気持ちになるため、話す時間を短くするのは、詐欺師の話術にはまる可能性を減らすためです。
会話を早く終わらせるには、「相手の話を遮る」「目的を先に聞く」などの方法が有効です。下記の会話術のような反応をすることで、「この人は面倒くさい」と相手は感じる。詐欺師は効率を優先するため、再度電話をかけてくる可能性が下がり、場合によっては向こうから電話を切ることもあります。
とはいえ、ダマされないために最も有効な手段は、留守番電話などを使い、“すぐに電話に出ない”こと、また「この時間に誰だろう?」と電話に出る前に考える習慣をつけること。悲しいことですが、疑う気持ちを持つことも現在では大事な処世術なのです。
詐欺師との会話を打ち切るには
・「私は何をすればいいのですか?」と、目的を先に聞く
・相手の呼吸のタイミングで「関心がない」「いま忙しい」を繰り返し、話を止めていく
・相手が威圧してきたら、「その口のきき方はなんですか。失礼な態度ですね」と、自分のペースにもっていく
・「申し訳ありませんが、このお話を終わりにします」とはっきり伝えて会話を終わらせる
・相手の呼吸のタイミングで「関心がない」「いま忙しい」を繰り返し、話を止めていく
・相手が威圧してきたら、「その口のきき方はなんですか。失礼な態度ですね」と、自分のペースにもっていく
・「申し訳ありませんが、このお話を終わりにします」とはっきり伝えて会話を終わらせる