やりがち(3) メイクのクセが若い頃のまま

若い頃はそのメイクでうまくいっていたのかもしれません。でも、年齢を重ねた肌や顔立ちに、同じやり方を続けていると、どこか無理が出てきます。メイクのやり方も年齢に合わせて、変化していく必要があるのです。

チークの「入れました感」。コンシーラーの広げすぎ、白すぎ。ファンデーションは常にワントーン明るいものを選ぶ…。

これらはすべて、昔の成功体験がそのままクセになっている状態です。しかし、若い頃のハリのある肌なら成立していた塗り方も、たとえば、茶ぐすみや肝斑がある肌に明るすぎる色を使うと、白浮きしてフィット感がなくなります。

ポイントは、「明るくする」「隠す」よりも、「なじませる」こと。そのうえで、気になる部分だけをコンシーラーでピンポイントに補正する。

広げすぎず、動かしすぎないことが大切です。

チークも同様です。色をのせることより、血色がにじむ位置に、ほんのり足す意識を。「入れました感」が出ないだけで、顔全体の印象は一気に若々しくなります。

さらに注意したいのはアイシャドウ。

「若い頃にしていたケアの順番」が逆効果になっているかもしれません。

アイシャドウを塗る順番といえば<明るい色 → 中間色 → 濃い色>。この順を“基本”として今も続けていませんか?

年齢を重ねた目もとは、まぶたがかぶさり、むくみやくすみも出てきます。その状態で若い頃と同じアイシャドウの塗り方をすると、グレイッシュにくすんで見えたり、浮いた印象になりがちです。

【写真3】向かって左が「老け見え」の目もとのメイク、右が「若見え」の目もとのメイク。筆者YouTube「40代からのシャレるメイク」より

おすすめは、アイシャドウを濃い色や中間色から入れて、最後に明るい色をふわっと重ねる方法です。茶ぐすみがある目もとほど、こちらのやり方のほうが自然になじみます。

また、パールも要注意。若い頃のように目もと全体にのせると、シミやシワを強調し、老けた印象になりやすいです。