どこに行っても変わらない義父。もう、うんざり…
私は佐藤ユキエ、50代後半の専業主婦です。義父は近所でも評判の「女好きのトラブルメーカー」。義母の死後、一緒に暮らしていたチエミさんが亡くなり、義父は一人で暮らせなくなりました。ケアハウスへの入居の話が出た時、私は「これでもう義父に振り回されずに済む」と思いました。けれど、義父の本質は、何ひとつ変わっていなかったのです……
今度こそ落ち着くかと思ったが…
「……俺は、もうだめだ」チエミさんを亡くした後の義父は、しばらく抜け殻のようでした。しかし……。
義父もようやく心を入れ替えたのかなと思い、私と夫は「義父の気が変わらぬうちに!」と急いで手続きを進めました。
義父が望んだ施設はなかなか評判もいいようでした。
料金は高いけれど、お義父さんのお金を使わせてくれると言うし、ここなら大丈夫! そう思ったのに……。

