気が楽になって

2022年、36歳のとき、子ども3人とパリに移住しました。日本との違いに驚くことも多いです。フランスの学校は、バカンスも長いし、水曜は学校がお休み。始業式や入学式、卒業式といった団体で何かをすることがありません。日本に比べると美術や運動、音楽について学ぶ機会が圧倒的に少ない。だから、学ばせようと思ったら学校のない日に習い事などで補填する必要があります。

日本は、家庭科でお裁縫や栄養のことを、スポーツや音楽も一通り教えてくれるので、恵まれていると感じました。ただ、フランスは、バレエとかサッカーとかひとつのことを突き詰めたいなら、空いた時間に一点集中できる。やりたいことが見つかった子にはすごくいいシステムかもしれません。

暮らしも変わりました。フランスをはじめ、ヨーロッパの国は、ちゃんとお料理をするのはゆっくり時間が取れる週末だけ。平日はお惣菜や切るだけのメニューです。

料理が好きでしたが、今は、平日は朝からお味噌汁作りのように火を使って調理するようなことはなくなりました。朝はそれぞれがヨーグルトやフルーツとか好きなものを食べています。料理という点では気楽になったかな。

日本に比べて、子どもの行動に大人が関わる場合が多いです。留守番や登下校は必ず大人が付き添う。でも、必ずしも親が動かなくちゃいけないというわけではない。シッターさんに依頼したり、お母さん同士で助け合ったりしています。