40代の楽しみは…
移住してから、今まで触れることのなかった文化を知って、世界が2倍になったような感覚です。以前よりも「こうなるべき」という考え方がゆるくなってきました。パリでは、顔を知られていないので、海外にいる気楽さもある。
日本にいる時には子どもたちは、周りの人から優しくしてもらっていました。恩恵を受けていた側面もありますが、どこかフィルターがかかってしまう。フランスで、本当にただの親子として過ごせる機会もとても貴重で、のびのびと暮らしています。
「もう死ぬまで日本には帰らない」と決めているわけではありません。今は、私の意志でフランスにいますが、子どもたちが成長したら、それぞれの意志も出てくるはず。その時々の家族のスタイルに合わせて、住む場所も考えると思います。
<エッセイの出版は9年ぶり。ライフステージが大きく変わった30代の日々が詰まった内容だ。2020年のパリ旅行では幼かった3人の子どもたちも、今や小学生になった>
子どもたちも成長しました。上の子が双子ですし、子ども同士で遊ぶことがすごく多かった。だからこそ、母親である私と子ども2人の時間を作りたくて。ママ友同士になった同級生たちとの旅行も考えています。今は、数時間だけ子育ての合間を縫って会っているけれど、そろそろ子どもが全員小学生に上がるので、「ママだけで泊まりの旅行に行きたいね」なんて話しています。
30代を振り返ると、充実した楽しい時間でした。がむしゃらに働いていた20代を経て、子育てに翻弄された30代。予定をどんどん詰めるタイプですが、40代は何もしない、考えない時間を大事にしたい。20代、30代とは異なる余白の大切さがあると思っています。
今は移住して4年。畑でいうと土を耕して種をまいた段階です。お仕事のスタイルとして、オファーを受ける立場なので半年後に自分がどこにいるかはわかりません。でも、やりたいと思った仕事はこれからも飛び込んでチャレンジしていきたいです。






