生き方が魅力的な役柄

――大山捨松役のオファーを受けていかがでしたか?

捨松は戊辰戦争で籠城した際に壮絶な体験をし、その後若くしてアメリカに留学をしているので、早くにとても多くのことを経験しています。

そのような経験から自分がやりたいことは何かを考え、男性に頼らない女性のあり方に思いを巡らせて生きてきた人なのかなと想像しました。

当時の日本で捨松のような考えは周りに影響力がある一方で、陰口などもたたかれてしまう環境でもあったようですが、帰国後の日本で自分の考える道を実行に向けて進める姿勢がとてもかっこいいですし、生き方が魅力的な役柄でぜひやってみたいと思いました。

“鹿鳴館の華”と呼ばれているだけあり、周りの人々から一目おかれるような存在でいなければならないので、所作や話し方などにその雰囲気を出しながら演じることはとても難しかったです。

(『風、薫る』/(c)NHK)

留学中に看護の勉強もしていた捨松が主人公の2人に影響を与えるシーンがあるのですが、2人が築き上げてきた空気感をきちんと感じながら演じられたらいいなと思っていました。