今も正しいとは限らない

 

 

友人の言葉は、以前にも聞いたはずでした。けれどあのときの私は、「学校へ行くことが一番大切」という思いに縛られ、受け止めることができませんでした。

ミノルの将来を心配していたはずなのに、私がかけ続けた言葉が、かえってミノルの笑顔を奪っていたのかもしれない――。そう思うと、ナホさんの言葉が胸に重く残ります。

私は初めて、自分が信じてきた「正しさ」と、これまで家族に向けてきた言葉を振り返り始めていました。

<第10話へ続く>

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