2020年10月27日号

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[特集]
おひとりさまで
最後まで楽しく暮らす

夫と死別したり、離婚したり、未婚で過ごしてきたりと理由はさまざまですが、女性は誰でもいつか「おひとりさま」になる可能性が高くなっています。ひとりの老後への夢もある一方、漠然とした不安がないとは言えません。終の棲家は? お金は足りる? 病気への備えは? 何より、生きる楽しみは――? 人生100年時代を前向きに過ごすための心得を集めました

●注目記事●

〈離婚、病を経てたどり着いた境地は〉
人生のアップダウンも 受け入れて、面白がって
南果歩

女優として精力的に活動する南果歩さんは、50代に入り離婚や病気を経験。たび重なる人生の節目を乗り越えたことで、ひとりの時間を大切に過ごせるようになったといいます

2018年5月に離婚してから、生活の時間割が大きく変わりました。その感覚に慣れるまでに多少時間はかかったものの、今やすっかりひとり遊びが上手になり、濃密な時間を過ごしています。もともと考えるより先に行動してしまうタイプでしたが、再びシングルになり、「これ、面白そう」「あれをやってみたい」と思ってから動き出すまでのスピードが、さらに速くなりました。

たとえば、ひとり旅。子育て中やパートナーがいる時は、スケジュールを調整する必要があり、なかなか旅に行けなくて。でも今は、「あそこに行きたい!」と思ったら即行動。20代の頃はよくひとり旅をしていたので、その感覚が戻ってきた感じですね。

ただ、同じ景色を見ても、感じ方は20代の時と違います。多くの人生経験を経て、物事の見方も変わったのでしょう。去年はロサンゼルスに行き、演技を学ぶアクティングクラスを受講しました。そんなふうに目的を持った旅をするようになったのも、「大人」になったからかもしれません。(一部抜粋)


他にも、読者アンケート結果発表「65歳以上女性の459万人がひとり暮らし いちばんの幸せは何ですか」、芳村真理​さんのインタビュー「夫のいない世界は 色をなくして見えたけれど​」、松井今朝子さんのインタビュー「愛馬クリトンと いつまでも一緒に長生きしたい!」、専門家による解説「老後のお金を守るため、"やってはいけない"6つのこと」などが掲載されています。

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[第二特集]
〈疲れを取って前向きに〉 
ポジティブを引き出す 脳トレ

「ホラ」「アレ」ばかりで思い出せないことが日々増えると、この先が不安になるもの。でも、脳は新しい刺激を与えて鍛えれば何歳でも活性化し、さらに元気とやる気もわいてくると言います。ポジティブな気持ちを引き出すための脳のトレーニングを早速はじめましょう

●注目記事●

〈想像力と記憶力を鍛えよう〉
若々しいアタマを保つ 「右脳ドリル」に挑戦!
児玉光雄

物事を前向きに捉える力を養うには、右脳を刺激するのが効果的。楽しみながら取り組めるドリルに挑戦してみましょう

私たちの脳の左脳と右脳は、脳梁(のうりょう)という神経の束で繫がり、互いに情報をやり取りしています。それぞれ特徴が異なるため、補い合いながら働いているのです。私は、「過去の左脳」「未来の右脳」と呼んでいます。左脳は過去の良くない出来事に過剰に反応し、不安や恐怖を増幅させる傾向がある。対して右脳はひらめきや想像力を司り、好ましい場面をイメージ、記憶することに優れています。

それを有効に活用している例が、スポーツ選手のイメージトレーニング。練習風景や勝利する姿を具体的に想像することで、実際にパフォーマンスの向上やモチベーション維持に繫がると科学的に実証されているのです。そういった前向きなイメージをスムーズに思い描けるようになるには、普段から右脳を意識的に使い、鍛えておくことが大切です。

今回のドリルでは、右脳を効率よく刺激できる問題を用意しました。簡単なものから挑戦し、徐々に難易度を上げていきましょう。一度解いた問題も、繰り返し復習するのがポイント。所要時間が短くなるほど、右脳をうまく使えるようになってきている証拠です。(一部抜粋)


他にも、高岸宏行(ティモンディ)さんのインタビュー「「やればできる!」を励みに 今日も元気を届けます」、「禅僧が教える マインドフルネス瞑想」が掲載されています。

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[読みもの]

〈「プールサイドの一目惚れ」が実った!〉 
床嶋佳子
55歳でまさかのスピード婚。 亡き父に背中を押されて

木曜ミステリー 『警視庁・捜査一課長2020』で主人公の妻を演じるなど、数多くのテレビドラマや映画、舞台で活躍している床嶋佳子さん。「55歳で初めての結婚」という久々の明るいニュースは大きな話題となりました。結婚から2週間というタイミングで、決断までの道のりや現在の心境を伺います

9月10日に婚姻届を提出し、13日に結婚を発表したところ、あまりにも反響が大きかったので、びっくり。皆さんから温かい言葉をいただき、胸が熱くなりました。報道で「55歳で医師と結婚」と書いてあるのを読んで、改めて「あぁ、私は55なんだ」と(笑)。同世代のお友達からは、「勇気をもらった」と言っていただけました。

出会ったのは今年の1月。通っているジムで、私のことを心配してくださる知人たちと、夫を心配する人たちと、2つのグループがありまして(笑)。その方たちの間で、2人を引き合わせようという話が持ち上がったようです。

ある日、ジムで知人の奥様と話していたら、その方の旦那様が男性を伴ってプールサイドをこちらに歩いてきました。奥様には、以前から紹介したい人がいると伺っていたので、もしかしてこの人かも、と。次の瞬間、「わぁ、素敵。好きなタイプだわ」とドキドキ。やさしそうで紳士的。ちょっとケンタッキーフライドチキンの生みの親、カーネル・サンダースみたいな雰囲気で、包容力も感じて……。すぐに、近々食事会を設定しようという話になりました。

食事会で、その方は率先して楽しく話し、社交的な方だなという印象でした。でも8年前に奥様を病気で亡くされたというお話をされた時、ふっと涙ぐまれて――この7年間、奥様の死と向き合い、どれだけつらい思いをしてこられたんだろうと、ぐっと胸にきました。

初対面の時、素敵だと思ったのは、人間としての奥行きを感じたからかもしれません。それはもしかしたら、人としての寂しさや、深い悲しみを知っているからではないか。そんな気がしました。そして、自分がこの方のそばにいて、楽しい時間をつくることができたらと、心から思ったのです。(一部抜粋)

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[連載]

〈清水ミチコの三人寄れば無礼講〉 
ゲスト 宮藤官九郎&古田新太
そこにドラマがある

ゲストは演劇界の盟友、宮藤官九郎さんと古田新太さん。清水ミチコさんとの付き合いは長いものの、3人揃っての仕事は15年前に放送されたドラマ『タイガー&ドラゴン』だけ。話していると見えてくるのは、脚本家/役者としての性(さが)なのか、2人の持って生まれた不思議な力なのかーー

清水 『タイガー&ドラゴン』での、古田さんとの漫才師夫婦役、いまだに「あれはよかった」って褒められるの。

宮藤 下敷きになっている「厩火事」自体がいい人情噺ですしね。

古田 奥さんが、自分のことを大事に思ってるか試すんだよな。

宮藤 長瀬(智也)くんの高座が終わったあと、客席にいた夫婦がみんなにお辞儀して、そのまま清水さんが遺影になる――何度見ても毎回あそこで泣けるって、確かによく言われます。

清水 私だって、自分なのにグッときちゃって。(笑)

宮藤 あれ5話なんですけど、ときどきあるんです、評判のいい回が5話あたりにくることが。『木更津キャッツアイ』のオジー(古田さん演じるホームレス)が死ぬのも5話だったし。

古田 普通は最初がよくて、中盤たるむじゃない。

宮藤 まあ、初回が一番よくないとダメですよね。ドラマって1、2話はチーフ監督が、3、4話は別の人が撮って、5、6話あたりでまたチーフ監督が戻ってくることが多いんです。現場が慣れてきたり、作品を客観的に見られるようになっていたり、いい作品に仕上がる理由はなにかしらあるんでしょうけど。

古田 で、宮藤くんはその頃調子が上がってくる。

宮藤 いまだに加減がよくわかんないですよ。(一部抜粋)

 

[グラビア]

〈宝塚 すみれ色の未来へ〉特別篇(雪組)
望海風斗 
MEGA LIVE TOUR  
NOW!ZOOM ME!!


他にも、

〈追悼企画〉 
内海桂子さん、 「生涯現役」のこころ

〈ベストを求めずベターでいい〉
武田真治
僕を変えてくれた
病気、筋トレ、忌野清志郎さん

〈心が折れる前に、環境を変えてみる〉
D japanese
いじめられっ子の僕が
フォロワー245万人の
インスタグラマーになるまで

などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください!!

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