思い通りにならないとふてくさるって……

幼児と乳児、意思疎通もままならない2人の子育てで疲労困憊の妻。そんな状態を夫だってわかっているはずなのに、自分の思い通りにならないとふてくされ、文句をぶつけます。その乱暴な言動に、妻が「プチーン」。『婦人公論』アンケートで「夫婦生活に限界を感じた出来事」を聞いたところ、出るわ出るわ……。その一部を紹介します。


Q 夫に対して「もうこの人と結婚生活を続けるのはムリ!」と、心底思ったことはありますか?

はい…91.2%
いいえ…8.8%

(※回答者数60)

〈私が夫婦生活に限界を感じた出来事〉

●娘が幼かった頃、夜中にぜんそくの発作を起こしたとき、「うるさい、死ね」と言い放った。その瞬間、いつか別れてやると思った。(54歳・パート)

●私の父を「平社員だからオレのような上の人間の苦労はわからないだろう」と馬鹿にしたとき(61歳・パート)

●私がイラっと感じるクセを、何度注意しても直さない(74歳・主婦)

●次女の思春期に父親の助けが必要になった際、無視された挙句、「母と娘の問題なのだから、巻き込まれるほうの苦労を考えろ」と言われた(53歳・学習指導員)

●長男が受験の年に、私に内緒で仕事を辞めた。「オレ様ほどデキる人材は、すぐ仕事が見つかる」と言ったが、その後も10回以上転職。そんなアホを夫にしたのは私の責任です。今はただ、早くあの世へ……と願うばかり(55歳・公務員)

●私が日用品や花などを買ってくると、「不経済女め。どっかの店の回し者か!」と言う。話が平行線になると、「黙れ、黙れ」と繰り返し、怒鳴りちらす(71歳・主婦)

●コンロにかけた鍋の取っ手の向きや、洗濯物の汚れなど、とにかく細かいことにうるさい。車に乗るときは足や手の位置が決められ、会話もNG。私も子どもたちも置物状態だった(54歳・主婦)

●気に入らないことがあると、「下女になって俺の母親に尽くせ」と怒鳴りつける。義母はとっくに亡くなっているのに(77歳・主婦)

●セール品を買ってやりくりをしている話をしたら、「しみったれた話ばかりして、誰の金で養われているんだ。外で働いてナンボだぞ、人間は! やってみろ! できないくせにこのバカ女!」と暴言。私はブチきれた(54歳・主婦)

(『婦人公論』2015年6月23日号より)

漫画の続きはこちら「妻は夫の背中につぶやく」(4)


コミック『妻が口をきいてくれません』×『婦人公論』読者アンケート
【1】育児、家事、介護、ご近所付き合い…妻のワンオペが危機の始まり
【2】「専業主婦なんだから家事も育児もやって当たり前でしょ」という夫
【3】「それ愛あるの?」夫の一言に妻がキレる!
【4】夫はなぜ妻の怒りに気づかないのか
【5】妻は思う「私、なんでこの人と結婚したんだっけ?」