お願いだからわかってほしい

美咲のように、夫に対して「いっそ目の前からいなくなってくれたら……」という気持ちを抱いたことのある妻は少なくないのではないでしょうか。『婦人公論』読者アンケートより「夫との離婚を考えたことはある?」に寄せられた声を紹介します。


〈夫との離婚を真剣に考えたことはありますか?〉

はい……73.7%
※このうち、実際に離婚したのは5.3%、離婚しなかったのは68.4%

いいえ……26.3% 
※回答者数60


《踏み切れなかった理由》

●すべてのしがらみを気にせず、一人で生活する勇気があればいいけど。子どもたちも独立し孫もいるので、実家に遊びに来るときのことを考えてしまう。実家のない寂しさを感じさせたくない(63歳・主婦)

●離婚後に私の受け取れる額を試算してもらったところ、驚くほど少額だったので諦めました。夫が自己中心的なのは、性格ではなく、「大人の発達障害」なのだと最近わかり、自分を納得させています。(63歳・主婦)

●中3の次男が成人したら別れる予定。次男も「高校卒業するまで待ってろよ。僕がお母さんの面倒をみるから」と言ってくれています(50歳・主婦)

●勇気がなかった。お金もなく手に職もなく、子どもを育てることは大変だから(74歳・主婦)

●一人ぼっちになるよりは、ダメな夫でもいたほうがいい(43歳・自営業)

●私には恋人がいます。離婚して彼と一緒になるつもりでしたが、夫がもし再婚して子どもができたとき、わが子の遺産相続が減るのはかわいそうなので踏みとどまっています(52歳・主婦)

(『婦人公論』2015年6月23日号より)


コミック『妻が口をきいてくれません』×『婦人公論』読者アンケート
【1】育児、家事、介護、ご近所付き合い…妻のワンオペが危機の始まり
【2】「専業主婦なんだから家事も育児もやって当たり前でしょ」という夫
【3】「それ愛あるの?」夫の一言に妻がキレる!
【4】夫はなぜ妻の怒りに気づかないのか
【5】妻は思う「私、なんでこの人と結婚したんだっけ?」