草むしりをする手間が9割なくなった

初めて家のことを外注しようと考えたのは、10年前。夫がまだ元気だったころのことだ。庭の手入れを一手に引き受けていた夫が、「脚立に乗るのがきつうなってきた」と言い出したのがきっかけだった。

「前の住人がサクラやキンモクセイを植えていたんですが、けっこうな大木に育ちまして。『いい機会だから、ちゃんとプロに手入れしてもらおうよ』と夫に言いました」

造園業者なども調べたが、最終的にはA社系列の造園会社に依頼。年に一度のペースで庭木の剪定や消毒を頼んできた。夫亡き後は、さらに依頼内容を増やしている。草むしりをすると立ち上がれないくらい腰が痛くなるため、なんとか手間を減らしたい、と相談。防草シートを張り、その上に砂利を敷き詰めてもらったのだ。

「これが大正解でした。草むしりをする手間が9割なくなったんです」

サービスを上手に使えば自身の労力を減らせることを知った聡子さん。次は、家の中に目を向けた。