新しい遊具に楓浜の反応は?(写真提供:アドベンチャーワールド)
アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)で、2020年11月22日(日)、「いい夫婦の日」に生まれたジャイアントパンダの赤ちゃん楓浜(ふうひん)。先日ハーフバースデーを迎えてやんちゃ盛りの楓浜に、6月17日(木)に新しい遊具がプレゼントされました。(写真提供=アドベンチャーワールド)

身を守るために高い木に登るパンダたち

3月7日によちよち歩き始めた楓浜。4月15日には、低い丸太の遊具をプレゼントされ、次第に上り下りができるようになっていました。

パンダは幼い頃から、身を守るために高い木に登る習性があり、生後5ヵ月頃から自ら木登りを始めるそうです。生後半年を迎えた楓浜も足腰が発達してきたため、運動を促進する遊具をプレゼントすることになりました。

飼育スタッフたちが何度も話し合ってデザインした木製遊具は、170センチメートルの丸太が4本、登りやすそうなハシゴが1つ、しっかりとした平均台の高さは成長にあわせて変えられるという優れもの(図参照)。組み合わさった丸太の上には、楓浜が小休憩ができるスペースもあります。

新しい遊具の設計図(図提供:アドベンチャーワールド)

材料は、地元和歌山県が育んだ木材である「紀州材(ヒノキ)」。強度や耐久性に優れ、色合いがよく艶やかな特徴があるそうです。遊具の角は怪我をしないよう丸く削られており、スタッフの細やかな配慮が見られます。

木登り能力を発揮でき、いろいろと工夫して遊べる新しいおもちゃに楓浜の反応は?