この連載では京都ならではの美しい小物を紹介。今回は手に馴染み、見た目もうるわしい箸専門店の定番商品(小物選・文=ふくいひろこ 撮影=山形屋平兵衛)
御箸司
市原平兵衞商店 竹の箸〈みやこばし、平安箸〉
新年を迎える準備として、手元の箸を見直してみては
日々、繰り返し使う箸。当たり前の道具すぎて、あまり意識していない方も多いのでは。しかし、箸の太さや長さが手に合っているかどうかで快適さは大きく異なります。また箸先の形状で、食事の味わいも違いが出てきます。
市原平兵衞商店の「みやこばし」は、先代店主が考案したシンプルな形の竹箸。先がすうーっと細くなって使いやすく、風合いが一つ一つ異なるすす竹を使っているので、マイ箸としての愛着もつのります。
また当代考案の「平安箸」はさまざまな種類があり、「白竹溜塗分」は拭き漆と溜漆塗りのコントラストが雅びやか。新年を迎える準備として、手元の箸を見直してみてはいかが。
【もう一品】
おろし金の歯の間に残る生姜や柚子、すり鉢のごまなどを、きれいにかき集めるための道具。〈比叡おろし770円〉
※記事内の商品価格はすべて税込です
御箸司 市原平兵衞商店
京都市下京区堺町通四条下ル小石町118-1
電話075・341・3831
営業時間:10時~18時半(平日)、
11時~18時(日・祝日) 1月1~3日休・ほか不定休あり
取り寄せ方法:電話、Eメール、公式ホームページのメールフォーム
公式ホームページ:https://ichiharaheibei.com
Eメール:cs@hei7.jp