瀬戸内寂聴さんの歩み
・1922年 5月、徳島県徳島市に生まれる。家業は神仏具商
・41年 太平洋戦争が始まる
・43年 結婚。東京女子大学卒業後、夫の赴任先である北京に渡る
・45年 8月、終戦を迎える
・46年 帰国。徳島に戻る
・48年 出奔。京都の下宿に暮らし出版社などで働く
・50年 離婚
・57年 1月、「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞
10月、「花芯」を『新潮』に発表、賛否両論あるなか、以後5年間発表の場を与えられなかった
・63年 「夏の終り」で女流文学賞を受賞
・73年 11月、岩手・中尊寺にて得度。法名・寂聴となる
・85年 徳島ラジオ商殺し事件の再審を支援し、故・冨士茂子さんの無罪判決を勝ち取る
・86年 連合赤軍事件裁判で被告側の証人となる
・91年 湾岸戦争の犠牲者の冥福と即時停止を祈願し、断食行を行う
・92年 『源氏物語』の現代語訳にとりかかる。『花に問え』で谷崎潤一郎賞受賞
・2006年 文化勲章受章
・11年 背骨を圧迫骨折して寝たきり生活のさ中に東日本大震災が起きる。被災地を慰問
・15年 安保関連法案に反対し、国会周辺でスピーチ
・16年 家庭内暴力や貧困などに苦しむ若い女性を支援する「若草プロジェクト」呼びかけ人代表となる
・18年 初の句集『ひとり』で星野立子賞受賞
・2021年 11月9日逝去。享年99